アーキテクチャガバナンス95%の適応率!

“アーキテクチャガバナンス95%の適応率!”

カシオ計算機株式会社様/カシオ情報サービス株式会社様

2008年に弊社で構築し導入させていただいた ASP.NET のアーキテクチャをベースに開発標準化を行っており、現在もアーキテクチャを利用してユーザーの操作性を向上した UI 構築を進められています。
しかし、導入から5年が経過したことにより、エンドユーザーの要望の変化に合わせて現行アーキテクチャへの見直しが必要な時期になっておりました。
そこで、現在のアーキテクチャおよびアーキテクチャを利用した開発に関する課題と要求を整理し、「必要最低限のシンプルな構造」を方針としたアーキテクチャに刷新し、開発生産性の向上とユーザー利便性の向上を実現するためのご支援を実施させて頂きました。
詳細:アーキテクチャ構築サービス(2014年)


お客様プロフィール
社名 カシオ計算機株式会社
本社所在地 〒151-8543 東京都渋谷区本町1-6-2
従業員数 約3,000名
URL http://www.casio.co.jp/

build-design_service_iconアーキテクチャ構築サービス(2014年)

コンサルティング概要

お客様の背景と課題

カシオ計算機株式会社様では、2008年に弊社で構築し導入させていただいた ASP.NET のアーキテクチャをベースに開発標準化を行っており、現在もアーキテクチャを利用してユーザーの操作性を向上した UI 構築を進められています。
しかし、導入から5年が経過したことにより、エンドユーザーの要望の変化に合わせて現行アーキテクチャへの見直しが必要な時期になっておりました。
そこで、現在のアーキテクチャ、およびアーキテクチャを利用した開発に関する課題と要求を整理し、「必要最低限のシンプルな構造」を方針としたアーキテクチャに刷新し、開発生産性の向上とユーザー利便性の向上を実現するためのご支援を実施させて頂きました。

ご提供サービス

アーキテクチャ構築サービス
トレーニングサービス

お客様の声

Web アプリケーションアーキテクチャ刷新
開発速度を10倍に!

御社では、2008年に導入した弊社のアーキテクチャを用いた Web システム開発を現在も継続していらっしゃいます。
まずは、どのような経緯でこの活動を開始されたのかをお聞かせください。
当時は社内の方針として、社内のシステムを Web(特に SOA を用いた)開発に移行していく取り組みを実施していました。
しかし、当時はバッチ開発者の数が多く、また SOA が出始めた頃でもあり Web でシステム開発ができる技術者が限られていたため、 そこがボトルネックになり、開発生産性が著しく低下していました。
そこで、Web アーキテクチャを利用して生産性の向上を実現したい、ひいてはWeb 開発者の層を広げたいという思いでアークウェイのサービスを導入しました。
当時から「開発速度を10倍に!」という目標のもと、Web アーキテクチャの展開を行ってきました。

高津戸 弘昭氏
高津戸弘昭
カシオ情報サービス株式会社
開発保守グループ マネージャー
吉田貴央氏
吉田貴央
カシオ情報サービス株式会社
開発保守グループ
95%のアーキテクチャ適応率

アーキテクチャ導入以前の開発と一番異なるポイントはどこでしたか。
あらかじめ標準として基本の機能が用意されているため、設計時に検討すべき内容や実装の際に考慮しなければならない事項が大幅に削減されました。
また、Web システムであればどのプロジェクトでも同じアーキテクチャを利用しているため、習得すべき技術が統一化され、人材の育成が容易になりました。
その結果として、Web 開発者の裾野を広げ、Web 技術者の不足によるボトルネックを解消するという目標は達成できたと感じています。
現在、運用されているWebシステムにおけるアーキテクチャの適用率は何パーセントでしょうか。
Webシステムについては95パーセント適応しています。Web 以外のシステムについては適応できる箇所のみ適応しているという状況です。したがって、世界中で運用されているカシオのシステム全体でみた場合でも、70パーセント程の適応率というところでしょうか。
Webシステムへのアーキテクチャ適応率95パーセントという事実は、私達にとっても嬉しい限りです。では、このアーキテクチャの適応率を実現する為に、どのような取り組みをされていましたか。
まずは、社内のWebシステムについては大規模開発、新規開発時は必ず Web アーキテクチャを利用することを規定としました。
そのうえで社内体制の整備を行いました。具体的には、Web アーキテクチャを専門に扱う部門を設け、アーキテクチャを保守できる組織を作成しました。

開発生産性とユーザー利便性の両立

今回、Web アーキテクチャ刷新のプロジェクトを開始されたきっかけはなんでしょうか。
アーキテクチャ適用が浸透してきたことにより、アーキテクチャに対する課題も浮き彫りになってきました。そのため、課題を解消する仕組みが必要になってきたことがアーキテクチャを刷新するに至った背景となります。
アーキテクチャに対する課題とは具体的にどのようなものでしょうか。
はい。最も顕著だったのが、ユーザーのよくある要望と現在のアーキテクチャ機能に差異があることがわかったことが挙げられます。
2008年に導入したアーキテクチャでは、最低限の機能のみ標準パターンとして用意し、即納性および開発生産性のみを求めたていました。
しかし実際にユーザーとの要件定義を行うなかで、最低限に標準化された機能だけでは収まらずに、結果として アーキテクチャに対する変更点が多くなり、開発生産性やパフォーマンスが低下してしまい、本来アーキテクチャで目的としていたことが達成きない状態となっていました。
また、課題ではないのですが、ユーザーの Web システムに対する操作性向上の要望の高まりに合わせ、現在よりさらに操作性の高い UI を含むアーキテクチャを検討したいという思いもありました。

小嶋純二氏
小嶋純二
カシオ情報サービス株式会社
開発保守グループ
今後の展望

今後の新アーキテクチャ展開にあたって、期待する効果についてお聞かせください。
最も重要なことは、さきほどの述べた「開発生産性」、「パフォーマンス」、「ユーザー利便性」に対する課題を解消し、 ユーザー要望に則した Web アーキテクチャが構築されたため、さらなる開発効率化が実現されることだと考えています。
それにより、ユーザーからの要求に素早く答えることで、ユーザーの満足度が向上されることを期待しています。
また、現アーキテクチャは、保守するメンバーが数人に限られてしまっていますが、新アーキテクチャでは、アーキテクチャを修正できる開発メンバーの人数を増やしたいと考えています。
開発メンバー全員がアーキテクチャを修正できるようになれば、ビジネスのスピードに則したシステム開発が可能になると考えています。 新アーキテクチャでHTML、CSS、JavaScript とベーシックなテクノロジーを利用することは、世界的に見ても技術者の裾野が広いと感じています。
したがって、今後5年、10年、15年の長いスパンで見た場合に、グローバル展開を見据えて海外の開発者の活用も検討したいと考えています。
そして、グローバルも含めて今以上のアーキテクチャ適応率を目指していくことを考えています。

2017-12-13T19:24:42+00:00